アドレナリン爆発!どうすればできる??
午前8時30分。我が町の高台からの朝日が昇る風景。なんとも気持ちがいい。最近、ロードバイクの朝練なるものを始めてみたのです。70キロくらいを3時間ぐらいで走り切る練習をやってみているんですが、なかなか厳しい!!
(正直何を目指しているのかわかりませんが、私は何か始めるとハマってしまうんです・・・。自分を追い詰めるのも結構好き。ドM体質。)
さて、昨日の事、休日で朝練をやっていた時、スマホに着信がありました。
嫌な予感がしましたが、恐る恐る出てみると・・・・・、
「緊急事態発生!!至急、出社せよ!!!」→こんな言い方ではないですがww
えーーーー!!!自宅から40㌔程度走った地点でまさかの緊急事態発生。
自宅まで引き返すには30㌔くらい。どう計算しても1時間30分は最低でもかかる・・・。指定された出社までの時間には間に合わない・・・・・。
さあ?どうする?私の低スペックの脳がフル回転。いくつかの選択肢が出てきました。
①「緊急事態なのはわかりますが、時間内に出社できません。」と素直に謝る
②「公休なので、無理です。」と突っぱねる。
③タクシーをつかまえて自宅に戻る。
④死ぬ気で走って戻る。
はい。私の低スペックの脳みそではこれくらいしか解決策が出てきません。
とりあえず、何も行動を起こさないと何も始まらないので、自宅に戻るために引き返し、それぞれの選択肢について走りながら考えることにしました。
①「緊急事態なのはわかりますが、時間内に出社できません。」と素直に謝る。これが一番ベストな選択と思われますが、できない理由を言わないというのが私の信念(たまに信念に反する行動をとりますが・・・。)ですので、却下。
②「公休なので、無理です。」と突っぱねる。外面良し男(そとづらよしお)の異名を持つ私なので、こんなこと言うやつは最低だと思われたくないので却下。
③タクシーをつかまえて自宅に戻る。朝練時は所持金1000円しか持たないようにしてるので却下。そもそもイノシシが出てくるような山道を走っているのでタクシーなんか捕まらない。
④死ぬ気で走って戻る。はい。これが正解。これしかない。上記の無駄な選択が思いつく前に死ぬ気で走ればよかったんです。
人間というものは素晴らしい生き物です。普段は本来の数%しかいろいろな力を使っていないとはよく言いますが、本当にそうなんでしょうね。走ってみると意外や意外。今までにないくらいの巡航速度で走ることができたんですね。通常、平地では時速25㌔~30㌔がなんと、時速35㌔~40㌔で、坂道では時速12~15㌔がなんと、時速18~20㌔で走っていたんです。しかも、たいして息切れもしていない。「俺にこんな力があったのか!!!」とちょっとびっくり。田舎道なので速度制限40㌔がほとんどなんです。なので、自動車とほぼ並走状態。軽トラを運転しているおばちゃんや原付バイクのおじちゃんがかっ飛ばしていく自転車にビックリしているのがわかりましたww。アラフォーのおっさん(私)。よく頑張りました。
そんなこんなで、なんとか時間内に出社でき、事なきを得ました。
しかし、アドレナリンを爆発させて普段使わない力を使い果たした影響か・・・。出社後、気が抜けた私に襲い掛かったもの。「睡魔」。眠い。眠い。体が休息を欲している。「アドレナリンよ!!!再び私の体の中に召喚されよ!!!」と世界の中心でいくら叫んでもその願いは叶わず。人生は不条理。私の体の中に残ったわずかな灯火が消えないようになんとか仕事をやり遂げました。
今回学んだことは、「やればできる!!」ですね。ごちゃごちゃいろいろと考えると、ついつい無駄な選択が増えてしまいます。それに伴いできない理由もたくさん出てくる。「できない!」ではなく「どうすればできるか?」を常に考える癖をつけないといけないと思いました。
今日のちょっと一息
「努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る」井上靖の名言。